2013年9月3日火曜日

今週の一枚 MICHAEL MONROE 「Horns And Halos」

熱烈に追いかけているわけではないんやけど、
ふとした瞬間に聴きたくなるのです、マイケル・モンロー。

実は俺、
いまだに「Not Fakin' It」アルバムとか、デモリッション23とか、
当人にとっては葬り去りたい歴史であろうエルサレム・スリムなんかも
たまにひっぱりだして聴いていたりします。

で、このアルバムに収録されている#2のPVを観て、
「へえ新譜が出るんやあ」と思う間もなく格好よさにやられてしまい。

だって、これぞマイケル・モンロー!な曲なんやもの。
パンクでロックで、ポップでもあって、
にもかかわらずなぜかたまらなく切なくて。

このアルバムを買ってから怒濤のくり返しで聴き続けてます。
歌メロをなぞっているだけのギターソロが
おそろしく感動的なのもまた格好いいのです。

というわけで、
このアルバムは俺が知っているほぼそのままの
マイケル・モンローな内容。
タテノリでパンクで、Bメロからサビが心地いい#1からして、
これぞマイケル・モンローのアルバムだったりします。

中でも#2と同じくらい聴きまくっているのは#5と#10。

#5はイントロのギターもいいし、
歌いだしの寂しげな声がぐっと来ます。
優しい曲調やしメジャー展開ではあるものの
サビがハッピーになりきれなくて、
過ぎ去った思い出というか、
淡い記憶をなつかしむ感じが耳に残ります。

そして#10はね、理屈ぬきにこういうのが大好きなんです、俺。
華やかさとは無縁の寂れた裏通りの匂いがあって、
バラードと呼ぶには猥雑で、
ハードボイルドな雰囲気がそこはかとなく漂っていて。
こういうのが聴きたくてマイケル・モンローを聴いているようなもの。

とまで言うと暴論かもしれんけれど、
Not Fakin' Itアルバムの「All Night With The Lights On」とか、
デモリッション23の「You Crucified Me」とか、
そういうのを忘れた頃に聴きたくなる俺みたいなもんにとっては、
新たな名曲との出会いなわけです。

他にも、
ブラスの効かせ方がうまい#3や#11とか
ストレートなパンクロックの#4や#9、
何となくアルバムを再生していると必ずこの曲のサビで
意識が持っていかれる#7などもおいしくいただけます。
いいアルバムです。

その中でひとつ気になるのが#12。

#12はボーナストラック扱いなのだけれど、
なぜこれがボーナス?

ど真ん中のタテノリパンクロックで、
めちゃくちゃ格好いい曲で、
この曲こそマイケル・モンローのアルバムの一曲目にすべきちゃうの?
と俺なんぞは思わずにはいられません。
いや、それぐらいいい曲なんだもの。
謎や。

まあそれはともかくこのアルバム、
個人的な感想ですが最高に気持ちのいい、
とてつもなくクールなパンクロックアルバムです。