2013年10月25日金曜日

燃料補給に海外ドラマ

最近、物語にどっぷり浸かることがなく欠乏気味だったので
何かあれへんかと探し、
ちょうどウォーキングデッドが全話一挙放送ということだったから、
さすがに未だ録画機器がPSXなのにもきついよなあと
新たに機器を購入したうえで視聴中。

なので今日はそのへんについて。

まずはニキータ。

シーズン2の一挙放送があったので
途中からやけれどそれなりに楽しめるかな、と。

映画版の
あのじめじめとして救いのない雰囲気も好きなんやけれど、
開き直ったかのようにからりと仕上げたこのドラマ版も好み。

殺し屋の話で組織ものでありながら陰惨にせず、
あくまで娯楽ですよと言いたげなつくりは
理屈なく軽快に楽しませてくれて、
それはガラス張りの牢獄に閉じこめられたパーシーさんと、
そのパーシーからボスの座を奪ったアマンダさんが、
ガラス越しに紅茶を飲む場面に集約されています。
あんたら何してんの????という意味で。

どうでもいいけどパーシーさんが
「ペインキラー」アルバムからファイト結成時あたりの
ロブ・ハルフォードに見えて仕方がない。

次はウォーキングデッド。

世界的に大ヒット中とのことで以前から気になっていたゾンビもの。
ただ、シーズン1の終盤からシーズン2の中盤まではきつかった。
遅く、そしてイライラする展開に
途中で観るのやめよかなあと思ったし、早送りもしたけれど、
シーズン2の真ん中あたりにひとつの仕掛けがほどこされていて、
ここからが抜群におもしろくなっていきましたね。

このドラマが受けた理由は、
通常ならぼやかす、あるいは避けるであろう
残酷な描写に挑んでいるところなんかな。

その物語世界においては確実にあるだろうことを
テレビドラマだからと逃げるのではなく直球でぶちこんでいて、
それが鮮烈でね。

相当にえげつない表現やし、良識あるオトナからの反発もありそうやけれど、
表現において逃げなかったからこそ主題の重さを
光らせるという結果につながったわけで、
製作サイドの勝利と言えるでしょう。

ただ、本音を言うと
このドラマの魅力の八割はダリルさんに依拠しています。
かっこいいよダリル。

必死に三十時間ほどの一挙放送を乗り越え追いついたので
これからシーズン4を満喫します。

他には、
まだ始まったばかりのアンダー・ザ・ドーム。
スティーブン・キングの原作は読みたいと思ったまま読めずじまいだったので、
ドラマから入ることにしました。
スピルバーグがからんでいるからか、
そもそもスタッフが優秀だからか、
ものすごく丁寧なカメラワークと脚本で
これからの流れに期待。

最後はパーソン・オブ・インタレスト。

月曜から金曜まで毎日一話ずつ再放送をしていて、
現時点ではこれがいちばんおもしろい。

新感覚クライムサスペンスと銘打たれているけれど、
実際は現代風味に味つけした王道ハードボイルド。

王道であるがゆえに一切のごまかしはきかなくて、
だからこそ奇をてらうことなく真っ向から登場人物の魅力および
ドラマならではの仕掛けすぎない上質な物語で魅せてくれています。

犯罪を予知するマシンというシステムに対して
いろいろ言いたくなる方もいるやもしれませんが、
このドラマはそういうことではなく、
主人公の万能っぷりと、
主人公二人の関係性がどうなっていくのかってこと、
そして辣腕刑事が二人の主人公とどう絡んでいくのかという部分を
にやにやと楽しむのが吉です。

まだ序盤も序盤やから、評価が反転する可能性も
なきにしもあらずですがね。

そんなわけでこんなわけで海外ドラマを集中摂取中の日々。

補給した栄養を駆使してアクセルを踏みこみ、
とっとと次の本を書きあげんとね、と
自らに言い聞かせる日々でもあります。

2013年10月2日水曜日

今週の一枚 THE ANSWER「New Horizon」

完全なるおっさんホイホイ。

70'Sの、
ロックがハードロックと呼ばれるようになった頃の音です。
ある意味ではまんまやし、
でも具体的に誰かの模倣というわけではなく、
自然に演奏したらこうなった、という雰囲気がいいんよね。

肩の力が抜けていてブルージーで渋みがある一方、
ハードロックならではの緊張感と楽しさも詰まっていて。

マーケティングリサーチだのということをご丁寧にやっていたら
こんなグルーヴを出せんよと言いたくなる良質の空気感。
個人的にものすっごくツボ。

四人編成のバンドなんやけど、
それぞれの音がきちんと自己主張していて
それでいてがっちりとまとまっていて、
これぞバンドサウンド!ってのも良いのです。

その中でもコーマック・ニーソンの
憎たらしいくらいに上手い歌は、
どうせ若い連中が真似っこで70'Sっぽいことやってるだけなんやろ?などと
したり顔で言いたくなるおっさんども(俺みたいなのね)にこそ
聴いてもらいたい。
飛び抜けて上手いから。ホントに。

どこぞで試し聴きの機会がおありなら
骨太の#1から続くハードロックのダイナミックな音を愉しみつつ、
#4でメロウだけれど苦い大人のロックを堪能したのち、
粘っこく土臭い#7、ハイライトの#10などを堪能してもらえれば
だいたいご理解いただけるのではないかと。

で、もし気に入られた場合は、
2006年発売のものになるけれど
1stアルバム「RISE」に収録されている名曲「Be What You Want」に
さかのぼっていただけたら幸い。
ポップなのに泣けるんです、この曲。